軽貨物配送の車両点検・車両トラブルと対処法を解説!一級整備士にインタビュー!

一級整備士に、軽貨物配送の車両点検・車両トラブルと対処法についてインタビューしました!

軽バンを使った軽貨物配送。車両がないとお仕事にならないですし、軽配送ドライバーにとっては一番の仕事道具といっても過言ではないですよね。
お仕事前やお仕事中に車両トラブルが起こると、荷物のお届けができなくて非常に困ります。
そんなことが起こらないように、軽貨物配送ドライバーの方のための点検方法やトラブル時の対応を一級整備士にインタビューしました!
軽貨物配送を行う軽配送ドライバーの皆様は是非読んでみてくださいね。

日常点検について

Q. 日常点検って本当に普段から行うのが必要なのですか?

A. 黒ナンバーで、例えば配送業とかで使っている軽自動車に限っては、一応法律上の義務はありません。ただ毎日仕事で使うものなので、仕事中に止まっちゃったなどのリスクがあるとやはり1日ボツになってしまうから、毎日やっぱりやるべきだとは思いますね。


Q. 日常点検の具体的な点検方法を教えていただけますか?

A. 基本的にはボンネットを開けて油もの水ものこういった物のチェックと、エンジンの状態ですね。
エンジンの状態といっても、簡単です。エンジンをキーを回した時にいつも通り気持ちよくエンジンがかかるかどうか、後はアイドリングでエンジンがバタバタしていないか、アクセルを踏んだ時にブォーンと回転数が変化するか、この程度で結構です。
こういったエンジンのチェックの後はタイヤ。例えばパンクしてないかとそういったところですね。




Q. 油もの水ものの点検って?

A. 油ものはボンネットを開けて、 エンジンオイルですとレベルゲージという量を測るための棒状の測りが入っています。
このゲージを見て、ミニマムとマックス の間にちゃんとエンジンオイルが入っているかチェックしてください。
水ものだと冷却水と言ってエンジンを冷やすために水が循環しているので、その冷却水が減ってないかをチェックします。 


Q. 日常点検をしている中でよく見られる異常時とか対処法ってありますか?

A. 一番多いのは、タイヤの空気圧ですね。最近空気入れてないなあと思う方はタイヤがたわんでへこんでいるとか。もしくは自分が気づいてなくても前日に釘を引いてしまってパンクしてるとかそういったものは結構あるかと思います。
タイヤのたわみって実は気づきにくいので普段から点検しておいて、小さな変化に気づけるようにしておくのが大事です。


Q. 日常点検をしていく中で、緊急性あるよっていうような異常ってなにあったりしますか。

A. 警告灯の中でも赤い警告灯がついてる場合、特にエンジンの警告灯とかミッションの警告灯がついている場合にはすぐに車屋さんに持っていって対応してもらうというのがいいと思います。



軽配送中トラブルについてータイヤ・警告灯の点灯ー

Q. 軽配送をお仕事をしている途中に車関係で起こりうるトラブルってなんですか?

A. やはりタイヤ関係やバッテリー関係が一番多いかと思います。
タイヤまわりだと、軽配送の方って住宅街に頻繁に止めて走るので場所によっては狭いところを走らざるを得なくて、とがった縁石などにタイヤを引っ掛けるリスクって多いですね。後は荒地を走っちゃうために釘をひろっちゃうとかいったリスクは多いですね。
バッテリー関係だと、荷物をお届けして出発しようと思ったらエンジンがかからないという状況ですね。
軽配送のお仕事って走る距離が他の物流のお仕事に比べて短いですよね。その短い距離をストップ&ゴーで走って止まっての繰り返しでバッテリーに負担かかるので、エンジンがかからなくなる現象は出てくる可能性があります。


Q. エンジンがかからないってなった時には、どうしたらよいですか?

A. その場でバッテリー交換か、もしくは近くにもう一台車があってブースターケーブルを持っていればご自分で、直結という方法でエンジンをかける方法は可能です。


Q. 仕事中に警告灯がついてしまうということもあるのかなと思うんですけれども、よく付く警告灯とかってありますか?

A. 球切れ、バルク切れの警告灯というのがありまして、ナンバー灯とかブレーキランプが消えた時に着く警告灯です。これはよく点きますね。意外と車ってたくさん球があるので、どっかしらの球が切れるのは十分起こりうります。
これが点いたら自分で交換してしまいましょう。



Q. それ以外は基本的には警告灯が光ったら自分で対処しない方がいいですか?
A. そうですね。
最近だとインターネットで安直に書いてあるものを鵜呑みにする方もいらっしゃるんですけど、やはり理解しない方がやってしまうと配線上の不具合で車両火災に至ることもありますので、なるべく原因がはっきりわかるまでは車屋さんに任せていただければと思います。




軽配送中トラブルについてー体感的不具合ー


Q. 他にお仕事中のトラブルってありますか?

A. 
後はいつもと何か違うというような体感的不具合を感じることがあると思います。例えば焦げ臭い匂いがするとか、聞き慣れない音がするとか、振動がするとか、警告灯ついてないけれど感覚的になんか変だなというものですね。



Q. 焦げ臭さを感じたらどうしたらいいですか?

A. これは匂いはどこからなのか、何かが燃えているのか、使っている間に匂いが厳しくなっているのか、などをチェックし、その上で車屋さんに相談するのがいいですね。


Q. 聞き取れない音はどんなものが多いですか?

A. 今の
冬の時期だと、キリキリとエンジンをかけた時音がするとか言ったことはございますね。
これは寒い時にエンジンが温まってなくておこるので不具合ではなく、対応は必要はないです。
後は、
ブレーキをかけた時にキィーという嫌な音がすることがあるかもしれないですね。
これはブレーキパッドが減っていてこれ以上は危険ですよ、というサインである場合があるので、この音がしたら車屋さんに早めに相談したほうがいいですね。


Q. 一番緊急性が高いものはなんですか?

A. オイル漏れや水漏れに関してはすぐに車屋さんに持って行った方がいいです。結構危ないですね。
日常点検である程度量ははかってるにも関わらず、そういった現象が出る時は突発的なものだと判断できるので、そのまま車を停めて車屋さんに連絡する。そこで無理に自力で車屋さんに行こうとか、次の仕事に進もうとするとエンジンが焼きつくという現象を起こして、エンジンまる一器ダメにしてしまいますので、すぐに車屋さんに来てもらいましょう。


寒い季節ならではの注意点

Q. 冬ならではの注意点はありますか?

A. 冬は気温が下がるので、空気圧の低下っていう現象が顕著に見られます。冬とか季節の変わり目っていう時にはタイヤの空気圧を見てもらうのはいいかもしれないですね。
後は、冬はエンジンをかけるときのクランキングが長くなりやすく、バッテリーにダメージがかかりやすいので、定期的な交換を意識しておく必要がありますね。


軽貨物配送ドライバーだから気をつけておいたほうがいいこと

Q. 軽貨物配送を行っているからこそ気をつけておいたほうがいいことってありますか?

A. 軽貨物配送ドライバーの方にとって軽バンは毎日使っているものなので、毎日車の周りを一周して特に車の四隅に傷がついてないかっていうのは見といた方がいいですね。仕事中普通の方よりも使ってる時間が長いので、他の車にぶつけられた、やかすられた、などトラブルが起こる確率が高いですね。
すぐに気がつけるよう自分が車がどんな状態なのか機能面、外観(自分の車のどこにもとから傷があるのかないのか)
気にしておくと、トラブルに巻き込まれた時スムーズな対応ができるのではないでしょうか。



いかがでしたでしょうか?

軽貨物配送のドライバー様の大事なお仕事道具軽バンの点検方法や、緊急時の対応、注意点をお分かりただけたのではないでしょうか♪

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